THE WAY IT IS 〜俺たちゃこんなもんさ〜

2007年7月31日
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今年は甲子園の東京都予選を見に行けそうにない。ようやく今週末に時間が取れそうなのだが明日の東東京決勝戦が最終日。明日こそよほど仕事を抜け出して駆けつけようかとも思っていたのだが、急遽はずせない打ち合わせが入り無理となる。


昨日の東東京予選準決勝の帝京vs関東一は事実上の決勝戦だった。春の大会で帝京に大敗しリベンジに燃える関東一が投打に気合乗り満点で準決勝に勝ち上がり、いよいよ迎えた帝京戦。結末は「やらせてやれ!」と怒号が飛び交う豪雨の中、7回降雨コールドでゲームセット。7対3で帝京が勝利。ホームベースも見えないグランドで泣き崩れる関東一ナイン。試合終了20分後には雨があがるという、高校野球らしい、あまりにあまりな幕切れ。これぞドラマチック。見ていないのにまるで見てきたかのように情景が浮かびスタンドで涙ぐむ自分の姿さえも見えてくる。びしょぬれで泣くチアガールの後ろで一緒に涙ぐみ、青春のおすそ分けをいただきたかった。我に青き力をもう一度。


関東一の名前を聞くといつも思い出す風景がある。15年くらい前。当時、芝公園にあった図書館で行われていたロッキングオンの「ロック講座」にストーン・ローゼスのライブ映像見たさに参加した時のこと。食堂で見たテレビのブラン管の中で打ちまくっていたのが関東一。その日、シュガーキューブスの映像を見たのは覚えているが、ストーン・ローゼスの映像が流れたかどうかは忘れてしまった。でも、関東一の雄姿は覚えている。ような気がする。。。確かにダイヤモンドを駆ける白ヘル白ユニホームに紫紺のレタリングの球児を食堂で見た。が、「ような気がする」というのは、本当は芝公園の図書館で見たのではないはずなのだ。それはわかっている。一度だけ参加したロック講座は大学一年の春。季節が違う。うーん。思い出と事実が違う。きっと3つくらいの記憶の断片がくっついてひとつの出来事になっているのだ。自分の過去を愛しすぎるのは良くない。