第43回 西荻ブックマーク「出版流通危機一髪!?」


昨日、北尾トロさんがスタッフを務める 西荻ブックマークという
本にまつわるマンスリーイベントに行ってきた。


電子書籍云々で変化を迫られる出版業界。
第43回を迎える今回は「出版流通危機一髪!?」をテーマに
取次書店・大阪屋の鎌垣英人さんと、
出版業界紙新文化」の前編集長・石橋毅史君によるクロストーク


30〜40人キャパの会場は立ち見が出る盛況ぶり。
ボランティアでこういった催しがおこなわれ、
日曜日の夜にこれだけの人たちがやって来るとは、
出版業界には熱心な方が多いんだな、と。


僕は同級生でもある石橋君の最近のあれこれを
映像で記録しているので、その撮影を兼ねて
おじゃまさせてもらった。


これからの出版業界は
既存のルール、価値観、権益とは
まったく関係のない外側の動きに、
ざわめく状況になるはず。


音楽業界では数年前に起こった事態だけど、
「表現」「モノ」「コンテンツ」「データ」という「形」が
「お金」や「意義」や「立場」の間を揺れながら、
せめぎ合うことになるのだろう。


それは「お前はどうする?」という踏み絵のような
局面を当事者につきつけるものでもあるので、
けっこう難儀な問題。


でも、そういった当事者の思惑とはまったく関係なく、
自分達のやり方と新しい価値観で作りたいものを作る人たちが
変化する状況を利用して、どんどん風穴をあけるだろうから
それは、ただ楽しみなところだ。