『アンヴィル！夢を諦めきれない男たち』

「ロックスターになるんだ！」

中年ドリーマーたちの涙を搾りとっていると
話題のドキュメンタリー映画『アンヴィル』を
吉祥寺バウスシアターで見る。

1980年代初頭、ということは、NWOHM直後という感じでしょうか。
メタル界に衝撃を与えたらしいアンヴィル。
メタリカもアンスラックスもガンズもリスペクトする存在とのこと。
ということは、スラッシュメタルの先駆けでもあったのだろう。
（メタルは聴かないので、初耳のバンドでした）。

彼らは、大手レコード会社やマネージメントの
バックアップがなかったことも災いし、
いつの間にかシーンから姿を消したと思われていた・・・。

が、50歳を過ぎてなお、地元カナダのトロントで
アンヴィルとして活動を続けるボーカルとドラマー。
このふたりがバンドを結成したのは14歳の頃のこと。
退くに退けない、取り返しのつかない夢という名の
人生をおくるふたりの姿を描いた作品です。

劇場内はやはり、自分の身に置き換えて
涙する者が多数・・・。

激烈サラリーマンのおじさんが見ても
涙なくしては見られない、
暖かくも悲しい物語でした、、、。

ボンクラ系男泣き映画、という範疇に入る作品ですが、
客席の女性陣も涙していたのは、ドリーマーたちを
優しく支える奥さんたちが素晴らしかったからでしょう。

トレイラーをあげておきますので、是非！