狐の会。エバーグリーンの秘密を知るバンド。
2007年7月29日
残像カフェ VJ3さいたま新都心HEAVEN'S ROCK NACK5収録あり
狐の会 練習スタジオ録画映像でアルバム収録予定曲チェック
KIMONO MY HOUSE セールス&プロモーション進捗レポート制作
残像カフェは5バンド中5番目の出演。13時入り。13時30分リハーサル開始。選挙の投票を済ませてから、はるばるさいたま新都心駅へ。出演の時間は20時30分予定。こんなタイムテーブルだと出演時間の少し前にライブハウス入りしたいところだけど、ラジオの収録ありのイベントなのでリハーサルのサウンド・チェックや収録スタッフとのやりとりが何かあった際に備えて、リハーサル開始時間にライブハウスに入る。
残像カフェのリハーサル中に別のバンドのドラマーが残像の曲に合わせてフロアでドラムのハットを刻み調子付いているので「うるさい」と注意。素直に聞くなら最初からやるな。今のロックと言われている若いバンドには駄目な高校生みたいなやつらが多い。一番ロックから遠い連中が今やっているのがJ-ROCK。
長い待ち時間はノートPCを打てる場所を楽屋に確保し作業。書類作りをしながら、昨日録画した狐の会の練習スタジオリハの映像データをノートPCに取り込みヘッドフォンをして曲のチェック。隣のテーブルでは残像カフェ・大森もハードディスクレコーダーを取り出しヘッドフォンをして物販用CDR収録曲のミックス作業。楽屋内はCoa Records二人して嫌な感じ。
狐の会はアルバムの制作に向け収録曲を仕上げにかかっている時期。来月はプリプロ・レコーディング。といってもレコーディングスタジオを押さえてエンジニアを入れてという本格的なプリプロではなく、メンバーが自分たちで機材を練習スタジオに持ち込み録音&自宅でのダビング作業というプリプロ。彼らはこの作業でよりイメージを固め、できることとできていないことを確認して本番のレコーディングに備える。彼らのような個性的で自分達見せ方がわかっているバンドは、自分たちでなんでもやれるようになったほうがいい。だから、デモ制作のようなプリプロでも自らの経験値を上げるために必要な作業。ないものねだりをしていないで、予算がないならないで手持ちのものででやればいい。それが経験。
PC内の彼らがアルバム収録予定曲を通しで演奏。昨日も涙腺が緩んだ箇所で、やはり今日も胸が詰まった。
思うところがありギターポップシーンと決別した俺が声をかけたネオアコースティック・バンド。ある日届いたデモテープにはバラードが3曲。サウンドに毅然と刻印されていたのはラフトレードのエンブレム。青白い炎が世界中の心に茨を持つ少年の胸を焦がしたあの時代のエンブレム。
『ロックはくだらないから聴いていません。むかつくんで俺がベルベットの3枚目のような作品で天下をとります』
初めて会った時に金箱賢太郎がいった言葉。
苛立ちや憧憬や諦念。
ビッグマウスと心意気。
2005年11月
『抵抗と笑いとその後にくる虚しさ』
2006年1月
『秋の夢』
2006年3月
『暇つぶしの星のお姫様』
短編小説付マキシシングル3部作をリリース
「秋の夢」(『秋の夢』収録曲)